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〜創業の経緯〜

 私、服部圭子は、38 年前(1983 年)に岐阜県加茂郡 白川町で夫とともに「GOEN 農場」を開設し、主に有機栽 培による野菜の生産及び養鶏などを行ってきました。 そんな中、2000 年に「エゴマに含まれるオメガ 3 とい う栄養成分が生活習慣病を予防するカギになる」という 脂質栄養学会の奥山治美氏の話を聞き、さらに、このエ ゴマを栽培して生産農家自身が搾油及び販売をするこ ともできることを知りました。有機農業で安全な農産物 を生産するだけでなく、消費者の健康を支える商品供給 者にもなりうるのだと気づき、油の自給率の低い日本に おいて健康油の自給にも貢献できると考え、国内では先 駆けといえる時期に栽培を始めました。

さらに、日本エゴマ普及協会の活動にも参加し、すでにエゴマが広く普及し生活にも根付いている韓国で、搾油栽培やエゴマを使用した調理の研修を受けるなどし、私自身が日本のエゴマ栽培における多収穫栽培や搾油方法等を生産者として実践しながら普及に貢献してきました。ま た、その普及活動を通して、多くの生産者との繋がりもできました。また、エゴマの搾油生産の 普及に焦点をあてた一般社団法人日本エゴマ協会を設立し、エゴマの栽培から搾油までの生産工 程の指導についても地道に続けて参りました。

以上の長年の取り組みの結果、日本国内でエゴマの健康効果が次第に知れ渡るようになり、品質に優れたエゴマを生産する生産農家の数も順調に伸びてきました。その反面、「生産されたエゴマの販路確保」に悩む生産者が増えてきました。さらに昨年からは新型コロナの影響で、産直マルシェを開催しての対面販売ができなくなり、販路を絶たれたような状況になりました。

そこで昨年 2020 年 8 月に、自身も生産者であり搾油にも関わる私が、生産されたエゴマの活用・消費の促進と販路の開拓及び拡大を目指し、白川町にてエゴマ油をはじめとした各種エゴマ 製品の開発・販売に特化した当社『EGOMAJAPAN(エゴマジャパン)』を創業した次第です。

美濃白川エゴマの母 服部圭子